学説試験
獣医師国家試験 第76回 学説B 問16
146 / 210
有鉤条虫(Taenia solium)に関する記述として正しいのはどれか。 a 自家感染する。 b 嚢尾虫は主に肝臓に寄生する。 c 頭節に額嘴と鉤はみられない。 d と畜検査で豚に感染が確認された場合は部分廃棄となる。 e 主な中間宿主は豚である。
正解と解説
表示する
正解 2
a, e
有鉤条虫はヒトを終宿主、豚を主な中間宿主とし、豚の筋肉中の嚢尾虫を含む生肉の摂食で感染する。虫卵はヒト自身にも経口感染し、逆蠕動などによる自家感染で有鉤嚢虫症(脳嚢虫症)を起こしうる点が無鉤条虫と大きく異なる。頭節には額嘴と鉤を備えており、嚢尾虫は主に骨格筋や心筋、脳に寄生する。と畜検査で感染が確認された場合は全部廃棄の対象となる。