午前 第7問 / 70
司法書士試験 (多肢択一式) 2020年度 午前 第7問
民法
不動産の物権変動に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っ ているものの組合せは,後記1から5までのうち,どれか。 ア Aがその所有する甲土地をBに売却したものの,その旨の登記がされない間に,B が甲土地をCに売却したときは,Cは,Aに対し,甲土地の所有権の取得を対抗する ことができる。 イ 成年被後見人であるAがその所有する甲土地をBに売却してその旨の登記がされ, Bが,Aが成年被後見人であることを知らないCに甲土地を売却してその旨の登記が された後,AがBとの間の売買契約を取り消したときは,Aは,Cに対し,甲土地の 所有権のAへの復帰を対抗することができない。 ウ Aがその所有する甲土地をBに売却したが,CがBを害する目的でAから甲土地を 購入してその旨の登記がされた後,事情を知らないDがCから甲土地を購入してその 旨の登記がされたときは,Bは,Dに対し,甲土地の所有権の取得を対抗することが できない。 エ 甲土地を所有するAが死亡し,その相続人が子B及びCである場合において,Bの 債権者Dが,B及びCが甲土地を共同相続したものとして代位による所有権の移転の 登記をした上で,Bの持分を差し押さえてその旨の登記がされた後,Bが相続の放棄 をしたときは,Cは,Dに対し,単独での甲土地の所有権の取得を対抗することがで きない。 オ Aがその所有する甲土地をBの詐欺によりBに売却してその旨の登記がされ,Bが 詐欺の事実について善意無過失のCに甲土地を売却してその旨の登記がされた後,A がBとの間の売買契約を取り消したときは,Aは,Cに対し,甲土地の所有権のAへ の復帰を対抗することができない。
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