一般問題
医師国家試験 第111回 問210
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76歳の男性。発熱と右季肋部痛とを主訴に来院した。昨日から右季肋部痛が出 現し、今朝まで持続している。体温38.1°C。血圧124/86mmHg。眼球結膜に黄 染を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。右季肋部に圧痛を認める。 血液所見:白血球17,600。血液生化学所見:総ビリルビン6.9mg/dL、直接ビリ ルビン4.2mg/dL、AST371U/L、ALT297U/L、ALP531U/L(基準115〜359)、 γ-GTP237U/L(基準8〜50)、アミラーゼ52U/L(基準37〜160)。CRP16mg/dL。 腹部超音波検査で胆囊壁に異常を認めない。腹部CT(別冊No. 27)を別に示す。 適切な対応はどれか。2つ選べ。

正解と解説
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正解 a, d
抗菌薬投与 / 内視鏡的胆道ドレナージ
発熱、右季肋部痛、黄疸というCharcot三徴に、直接ビリルビン優位の高ビリルビン血症、肝胆道系酵素と炎症反応の著明な上昇を認め、胆囊壁に異常がないことから総胆管結石による急性胆管炎が考えられます。治療は抗菌薬投与による感染制御と、内視鏡的胆道ドレナージによる胆汁うっ滞の解除が柱となります。閉塞が解除されなければ敗血症や急性閉塞性化膿性胆管炎に進展するため、緊急のドレナージが重要です。