一般問題
医師国家試験 第111回 問207
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22歳の男性。恐怖感を主訴に来院した。中学3年生の11月、高校受験でストレ スを感じていた。そのころ友人と一緒に食事をした際、喉が詰まったような感じで 飲み込みにくくなった。その後も友人との食事の際、同じような状態が続き、外食 をすると全く食事が喉を通らなくなった。さらに見られているような気がして手が 震えるようになった。家では普通に食事ができる。このため、大学入学後は友人と 遊ぶことがほとんどない。今回就職を控え、仕事に支障が出るのではないかと考え 受診した。診察時、質問に対して的確に回答し、陰うつなところはみられない。 「自分でも気にすることはないと分かっているのに、何でこんなに緊張して食事が できないのか分からない」と述べる。神経学的所見を含めて身体所見に異常を認め ない。 治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 a, e
抗不安薬 / 選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉
他人に見られる場面でのみ緊張と嚥下困難、手の震えが生じ、家では症状がなく、不合理と自覚しながらも回避行動から社会生活が制限されていることから社交不安症と考えられます。治療の中心は選択的セロトニン再取り込み阻害薬で、症状の強い場面に対しては抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)を併用することがあります。認知行動療法との併用も有効とされています。