一般問題
医師国家試験 第111回 問211
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52歳の女性。就寝中に呼吸が止まるのを夫に指摘されて来院した。3か月前か ら動悸と昼間の眠気とを感じている。4か月前からうつ病で内服治療中である。喫 煙は10本/日を30年間。飲酒はビール1,000mL/日を20年間。身長161cm、体 重78kg。脈拍76/分、整。血圧156/104mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めな い。簡易モニター検査後のポリソムノグラフィで無呼吸低呼吸指数は26(基準5未 満)、無呼吸の最長持続時間は112秒(基準9未満)、睡眠中のSpO は最低値77 %、平均値96%、いびきの回数は428/時間である。 この患者に対する働きかけとして適切なのはどれか。3つ選べ。
正解と解説
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正解 a, c, e
「禁煙しましょう」 / 「飲酒を制限しましょう」 / 「内服薬の見直しについて相談しましょう」
無呼吸低呼吸指数26と日中の眠気、いびきから中等症の閉塞性睡眠時無呼吸と考えられます。喫煙は上気道の炎症と浮腫を、飲酒は上気道拡張筋の緊張低下をもたらしていずれも無呼吸を悪化させるため、禁煙と飲酒制限を勧めます。またうつ病治療薬のうちベンゾジアゼピン系など筋弛緩・呼吸抑制作用のあるものは症状を増悪させるため、処方医との内服薬の見直しが必要です。仰臥位は舌根沈下を招くため側臥位が望ましく、減量手術は生活習慣の改善やCPAPを試みたうえで検討される選択肢です。