一般問題
医師国家試験 第111回 問208
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36歳の初産婦。妊娠29週。胎動減少を主訴に来院した。妊娠初期の血液検査で 抗D抗体陽性(抗体価16倍)だったため経過観察されていた。妊娠27週の時点で 抗D抗体が1,024倍であったが胎児超音波検査で異常を認めなかった。16年前、 妊娠初期に人工妊娠中絶手術を受けている。輸血歴はない。胎児心拍数陣痛図(別 冊No. 25)を別に示す。 対応として適切なのはどれか。2つ選べ。

正解と解説
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正解 b, e
胎児水腫の有無を確認する。 / 胎児中大脳動脈血流速度を計測する。別 冊No. 25
抗D抗体価が16倍から1,024倍へ著明に上昇しており、胎動減少と胎児心拍数陣痛図の異常を伴うことから、血液型不適合妊娠による胎児貧血が進行していると考えられます。胎児貧血の評価には胎児中大脳動脈の収縮期最高血流速度の計測が有用で、貧血が進むほど血液粘度低下により速度が上昇します。あわせて超音波で腹水や皮下浮腫など胎児水腫の有無を確認し、必要なら胎児輸血を検討します。すでに感作が成立しているため抗D人免疫グロブリンの投与は無効です。