一般問題
医師国家試験 第111回 問357
357 / 500
32歳の女性。腹部膨満感を主訴に来院した。母親が慢性腎不全で血液透析を受 けている。両側季肋部から両側側腹部に腫瘤を触知し、軽度の圧痛を認める。血圧 146/92mmHg。尿所見:蛋白(案)、潜血(−)。血液生化学所見:尿素窒素20 mg/dL、クレアチニン1.2mg/dL。左の側腹部の腹部超音波像(別冊No. 8A)と腹 部CTの冠状断像(別冊No. 8B)とを別に示す。 次に行うべき検査はどれか。


正解と解説
表示する
正解 b
頭部MRA
両側季肋部から側腹部に触れる腫瘤、母親の透析歴、高血圧、超音波とCTでの両腎の多発性囊胞から、常染色体優性(顕性)多発性囊胞腎と考えられます。この疾患では脳動脈瘤の合併頻度が高く、破裂によるくも膜下出血が予後を左右するため、頭部MRAによるスクリーニングを行います。画像所見が典型的であり腎生検は不要です。