一般問題
医師国家試験 第111回 問358
358 / 500
1か月の乳児。健康診査のため母親に連れられて来院した。母乳栄養で1日10 回哺乳し、便は黄色泥状で4、5日に1回出る。固視するが追視はせず、大きな音 がすると、万歳をするように両手を上前方に突き出した後に抱え込むような動作が みられるという。身長53cm、体重3,680g(出生時体重2,850g)、頭囲37cm。皮 膚に黄染を認める。顔面に紅色丘疹の集簇を認める。心音と呼吸音とに異常を認め ない。 母親への説明として適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 c
「肛門を綿棒で刺激して排便を促しましょう」
母乳栄養児では便が数日に1回でも、機嫌がよく腹部が軟らかく体重増加が良好であれば病的ではなく、必要に応じて綿棒による肛門刺激で排便を促す対応で足ります。体重は出生時2,850gから3,680gと順調に増え、大きな音での万歳するような動作はモロー反射という正常な原始反射です。顔面の紅色丘疹は新生児ざ瘡で自然軽快し、生後1か月の軽度の黄疸に光線療法は不要です。