一般問題
医師国家試験 第111回 問359
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24歳の初妊婦。妊娠38週3日に陣痛発来のため入院した。これまでの妊娠経過 は順調であった。入院後、陣痛は次第に増強し、陣痛発来後8時間で2,960gの女 児を分娩した。Apgarスコアは10点(5分)であった。児娩出後30分が経過した が、胎盤が娩出されず、用手剝離で娩出させた。処置中に性器出血が増量し、胎盤 娩出までの出血量は1,200mLとなった。意識は清明。心拍数72/分、整。血圧 80/40mmHg。性器出血が持続し強い下腹部痛を訴えている。腹部の触診で子宮底 を触知せず、腟鏡診では外子宮口が不明で暗赤色の腫瘤を認める。 性器出血の原因として疑う疾患はどれか。
正解と解説
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正解 e
子宮内反症
胎盤の用手剝離後に大量出血と強い下腹部痛が生じ、腹部で子宮底が触れず、腟内に暗赤色の腫瘤を認めることから子宮内反症が疑われます。子宮が裏返って腟内に脱出した状態で、強い疼痛による神経原性ショックと出血性ショックを合併します。治療は速やかな用手整復と子宮収縮薬の投与で、整復前の子宮収縮薬投与はかえって整復を困難にします。