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Certia
一般問題

医師国家試験 第111回 問365

365 / 500

88歳の女性。発熱、咳、痰および呼吸困難を主訴に来院し、胸部エックス線写 真と胸部CTとで特発性間質性肺炎の急性増悪と気道感染症の合併が疑われて入院 した。症状は抗菌薬と副腎皮質ステロイドとの投与を受けて軽快した。入院後10 日に、体温37°C台の発熱があり、咳嗽も増悪した。胸部エックス線写真で両側肺 野の浸潤影と網状影とを認めたため抗菌薬を変更し、副腎皮質ステロイドの投与を 続けたが奏効せず、呼吸不全で入院後23日に死亡した。死因や肺病変の診断を目 的に病理解剖を行った。病理解剖の肺組織のH-E染色標本(別冊No. 10A、B)を 別に示す。 診断として考えられるのはどれか。

問題の図

正解と解説

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正解 e

サイトメガロウイルス肺炎別 冊No. 10 A、B

間質性肺炎の急性増悪に対して副腎皮質ステロイドが継続投与された経過で細胞性免疫が低下し、日和見感染としてサイトメガロウイルス肺炎を発症したと考えられます。病理では腫大した細胞に核内封入体(いわゆるフクロウの目)がみられるのが特徴で、抗菌薬に反応せず両側びまん性の陰影が進行する経過と合致します。ニューモシスチス肺炎も鑑別になりますが、こちらは泡沫状滲出物と嚢子の証明が診断の決め手となります。

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