一般問題
医師国家試験 第112回 問365
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55歳の女性。腹部膨満感を主訴に来院した。2か月前に腹部膨満感が出現し 徐々に増悪してきた。身長154cm、体重63kg。体温36.7°C。脈拍92/分、整。 血圧136/86mmHg。下腹部に径10cmの腫瘤を触知する。圧痛を認めない。卵巣 癌を疑い手術を施行した。肉眼的に腹腔内播種はなく腹水も認めなかった。術中迅 速病理検査で右卵巣原発の類内膜腺癌と診断された。 摘出する必要がないのはどれか。
正解と解説
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正解 b
小 網
卵巣癌に対する基本術式は、両側付属器(卵巣・卵管)切除、子宮全摘出術、大網切除に加え、必要に応じて後腹膜リンパ節郭清を行うステージング手術です。大網は腹腔内播種の好発部位であるため切除しますが、小網は卵巣癌の進展経路ではなく摘出の対象になりません。反対側の卵巣にも潜在病変がありうるため、両側を切除するのが原則です。