一般問題
医師国家試験 第112回 問368
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75歳の女性。3か月前から持続する血便と食欲不振の精査のため大腸内視鏡検 査を行ったところ上行結腸癌と診断された。手術を受けることに対しての不安が強 い。身長150cm、体重46kg。3か月間に5kgの体重減少があった。体温36.2 °C。脈拍72/分。血圧120/60mmHg。呼吸数12/分。眼瞼結膜は軽度貧血様であ る。胸腹部エックス線写真と腹部CTとで他臓器への転移や閉塞を思わせる腸管拡 張や腹水貯留を認めない。 この患者の周術期管理として適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 c
術前4時間までの飲水は許可する。
現在の周術期管理では術後回復の促進が重視され、誤嚥のリスクが低い患者では術前の絶飲食時間を短縮し、清澄水であれば手術数時間前まで摂取を許可します。3か月で5kgの体重減少があるためNSTによる栄養評価は有用で、大腸手術では手術部位感染予防のために執刀前の抗菌薬投与を行います。中心静脈栄養はカテーテル感染の危険があり経口摂取が可能なら不要で、術後は早期離床が合併症予防に有効です。