一般問題
医師国家試験 第112回 問375
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28歳の初妊婦。妊娠10週で悪心と嘔吐とを主訴に来院した。妊娠7週ごろから 悪心と嘔吐とが出現し次第に悪化してきた。1週間前からは経口摂取が困難にな り、2日前から自力歩行が困難となったため夫に支えられて来院した。既往歴に特 記すべきことはない。意識は清明。身長161cm、妊娠前体重55kgで現在は48 kg。体温36.9°C。脈拍92/分、整。血圧92/56mmHg。呼吸数20/分。皮膚は乾 燥している。眼球結膜に黄染を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しな い。尿所見:黄褐色で軽度混濁、蛋白3+、糖1+、ケトン体4+。血液所見:赤 血球396万、Hb14.1g/dL、Ht42%、白血球13,100。血液生化学所見:総蛋白 7.4g/dL、AST30U/L、ALT22U/L、血 糖92mg/dL、Na126mEq/L、K3.6 mEq/L、Cl100mEq/L。CRP0.2mg/dL。経腟超音波検査で子宮内に胎囊を認め る。胎児心拍は陽性で頭殿長〈CRL〉は33mmである。 まず行うべきなのはどれか。
正解と解説
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正解 e
ビタミンB を含む維持輸液の静脈内投与
重症妊娠悪阻による脱水、飢餓性ケトーシス、低ナトリウム血症を呈しています。長期の経口摂取不良がある状態でビタミンB1を補充せずに糖を投与すると、Wernicke脳症を誘発する危険があるため、ビタミンB1を含む維持輸液で電解質と水分を補正することが第一選択です。高張ブドウ糖の急速投与や、嘔吐が続く状態での経口・経腸栄養は適切ではありません。