本文へスキップ
Certia
一般問題

医師国家試験 第114回 問182

182 / 400

43歳の男性。自営業。すぐに機嫌を損ねて怒鳴るようになったため、妻と母親 に説得されて来院した。3か月前に父親が急逝してからしばらくの間、元気がな く、家族と話さなくなった。1か月前から店で必要以上にたくさん仕入れをするよ うになり、従業員に対して大声で怒鳴りつけるようになった。商品陳列の場所を何 度も変え、始終移動させているようになった。元来ほとんど飲酒をしなかったが、 毎晩飲酒をするようになったという。多弁で、感情の動きが激しく表出され、話題 が際限なく広がる。本人は受診について不満であり、精神的なストレスで悲観的な 考えに陥っている家族の方に治療を受けさせたいと述べている。これまでに発達上 の問題はなかった。血液検査、頭部MRI及び脳波検査に異常を認めない。 この患者にみられる症状はどれか。2つ選べ。

正解と解説

表示する
正解 b, c

観念奔逸 / 行為心迫

父の死を契機とした抑うつ期の後に、多弁で話題が次々に移り際限なく広がる思考の様相がみられており、これは観念奔逸です。また過剰な仕入れや商品陳列を何度も変えて絶えず動き回る行動は、目的なく行動に駆り立てられる行為心迫にあたります。病識を欠き自身ではなく家族に治療が必要と述べる点も躁状態に特徴的で、失語や幻視は認めません。

AI に聞く

AI のボタンを押すと、問題文と解答を入れたプロンプトをコピーしてから各サービスを開きます。入力欄に自動で入らない場合は貼り付けてください。