医師国家試験 第114回 問186
46歳の女性。急性虫垂炎の手術のため入院中である。 現病歴 : 3日前に急性虫垂炎のため虫垂切除術を施行した。昨日から38.0°Cの 発熱を認めているため、本日の朝に診察を行った。 既往歴 : 特記すべきことはない。 生活歴 : 喫煙歴と飲酒歴はない。 家族歴 : 父親が膵癌のため68歳で死亡。 現 症 : 意識レベルはJCSI-1、GCS15(E4V5M6 。身長155cm、体重48kg。 体 温37.2°C。脈 拍112/分、整。血 圧78/40mmHg。呼 吸 数28/分。SpO 94% (room air 。頸部リンパ節に腫脹を認めない。心音に異常を認めない。呼吸音は左 下胸部で減弱し、coarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知 しない。腹部の手術創部に異常を認めない。背部に叩打痛を認めない。両下3に浮 腫を認める。 検査所見 : 血液所見:赤血球388万、Hb11.2g/dL、Ht36%、白血球9,800(桿 状核好中球39%、分葉核好中球45%、好酸球3%、好塩基球2%、単球4%、リ ンパ球7% 、血小板18万、Dダイマー3.4μg/mL(基準1.0以下 。血液生化学所 見:総蛋白6.5g/dL、アルブミン2.9g/dL、尿素窒素21mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL、Na139mEq/L、K4.1mEq/L、Cl108mEq/L。CRP12mg/dL、乳 酸14mg/dL(基準5〜20 。胸部エックス線写真(別冊No. 14 を別に示す。血液培 養2セットからKlebsiella pneumoniaeが検出された。 別 冊 No. 14 酸素投与とともに、生理食塩液1,500mLを輸液したところ、体温38.1°C、脈 拍96/分、整。血圧112/64mmHg、呼吸数24/分、SpO 97%(鼻カニューラ3 L/分酸素投与下 となった。 この患者の状態はどれか。2つ選べ。
