一般問題
医師国家試験 第115回 問180
180 / 400
20歳の女性。頭髪や眉毛を抜くことを主訴に来院した。頭痛のために受診した 内科で、精神科の受診を勧められ受診した。小学3年生の時から頭髪や眉毛を抜く ことが癖になり、現在では頭髪はほとんどなくウィッグ(かつら を装着している。 スクールカウンセラーの面接を受けたことはあったが、社会人になって中断してい る。自分でも何とかしたいと思っているが、これまで精神科を受診する勇気がな かったという。食欲と睡眠の障害は認められず、日常生活に大きな支障はみられな い。Hamiltonうつ病評価尺度は12点(0点〜7点:正常 である。 この患者の評価に適切な検査はどれか。2つ選べ。
正解と解説
表示する
正解 a, d
Rorschachテスト / 文章完成法テスト〈SCT〉
抜毛症は日常生活への支障が乏しくても背景に心理的葛藤やパーソナリティ要因が存在することが多く、その評価には投影法などの人格検査が有用です。Rorschachテストと文章完成法テスト(SCT)はいずれも人格傾向や内的葛藤を評価する検査です。津守・稲毛式は乳幼児の発達検査、FABは前頭葉機能、リバーミード行動記憶検査は日常記憶の評価で、本例の評価目的には合致しません。