必修問題
医師国家試験 第115回 問306
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83歳の女性。右大U骨頸部骨折のため手術を受けた。手術当日の夜は意識清明 であったが、手術翌日の夜間に、実際は死別しているにもかかわらず「夫の食事を 作るために帰宅したい」などと、つじつまの合わない言動が出現した。これまで認 知症症状を指摘されたことはない。 この病態について誤っているのはどれか。
正解と解説
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正解 e
ベンゾジアゼピン系薬剤が有効である。
手術翌日の夜間に、認知症の既往のない高齢者につじつまの合わない言動が急性に出現しており、術後せん妄と考えられます。せん妄は身体疾患や手術、薬剤などが誘因となり、意識レベルが短時間で変動し、幻視を伴い、夜間に悪化しやすいものの日中にも起こりえます。ベンゾジアゼピン系薬剤はせん妄を惹起・増悪させるため高齢者では避けるべきで、環境調整や誘因の除去が優先されます。