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Certia
必修問題

医師国家試験 第115回 問311

311 / 400

78歳の女性。左前胸部痛を主訴に来院した。今朝6時ころ歯磨き中、突然、左 前胸部痛が出現した。症状は今回が初めてで、左前胸部全体が締め付けられるよう な痛みであった。その感覚は咽頭部から左肩に放散し、冷汗を伴っていた。横に なって休んでいたところ、症状は約20分で消失した。心配した家族とともに午前 10時30分に受診した。体温36.5°C。脈拍76/分、整。血圧100/78mmHg。呼吸 数18/分。SpO 98%:room air<。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部の診察 で異常を認めない。直ちに施行した心電図:別冊No. 4<を別に示す。心エコー検査 で前壁から心尖部にわずかに壁運動低下を認めた。 この時点で、まず確認すべきなのはどれか。

問題の図

正解と解説

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正解 d

心筋トロポニンT

20分続いた放散痛と冷汗を伴う典型的な胸部絞扼感があり、心エコーで前壁から心尖部の壁運動低下を認めることから急性冠症候群が強く疑われます。心筋壊死の有無を判定するには心筋トロポニンTなどの心筋傷害マーカーの測定が最も有用で、発症数時間で上昇します。有意な狭窄が疑われる状況で運動負荷心電図を行うことは危険であり、禁忌となります。

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