一般問題
医師国家試験 第116回 問178
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28歳の初妊婦(1妊0産 。妊娠36週、胎児発育不全を指摘され来院した。妊娠 32週の妊婦健康診査で推定胎児体重が1,586g(−1.0SD であった。妊娠34週の 妊婦健康診査で1,776g(−1.5SD であり胎児発育不全と診断されたため、かかり つけの産科診療所から紹介され受診した。母体合併症は認めなかった。胎児超音波 検査で大横径〈BPD〉87mm(0.0SD 、腹囲〈AC〉25cm(−2.2SD 、大〈骨長〈FL〉 64mm(−0.2SD 、推定胎児体重〈EFW〉1,904g(−2.1SD であり、羊水指数 〈AFI〉6cm、胎児形態異常は認めなかった。これまでの胎児計測の経過(別冊No. 7A と来院時の胎児心拍数陣痛図(別冊No. 7B とを別に示す。 胎児の病態について正しいのはどれか。
正解と解説
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正解 c
脳血流が増加している。
腹囲のみが強く低下しFLやBPDの低下が軽度という非対称性の胎児発育不全で、胎盤機能不全による慢性低酸素状態が示唆されます。この状況では胎児は脳への血流を優先的に確保する脳保護効果(brain sparing effect)を示し、中大脳動脈の血管抵抗が低下して脳血流が増加する一方、腎血流や腸管血流は減少して羊水量が減ります。心拍数陣痛図が保たれていればアシデミアには至っていないと判断されます。