一般問題
医師国家試験 第116回 問257
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82歳の女性。右母趾爪の褐色斑を主訴に来院した。20年前から同部位に褐色斑 が出現した。10年前に自宅近くの診療所を受診したが良性の皮膚疾患と診断され た。半年前から褐色斑が拡大し、自然に出血するようになったため受診した。瘙痒 と疼痛はない。右母趾に皮疹を認める。圧痛はない。右鼠径リンパ節を触知する。 右母趾の写真(別冊No. 23A)とダーモスコピー像(別冊No. 23B)とを別に示す。 最も考えられるのはどれか。


正解と解説
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正解 b
悪性黒色腫
長期に存在した爪部の褐色斑が半年で急速に拡大し出血をきたし、所属リンパ節を触知することから悪性黒色腫(爪部/末端黒子型)が考えられます。日本人では足底や爪部に好発し、色素の不均一さや辺縁の不整、Hutchinson徴候が診断の手がかりとなります。色素性母斑では急速な拡大やリンパ節腫大はみられません。