医師国家試験 第116回 問396
65歳の女性。便潜血陽性を指摘され来院した。 現病歴 : 職場の健康診断で便潜血陽性を指摘され精査目的で受診した。便通異常 の自覚はない。 既往歴 : 55歳時から高血圧症のため内服治療中であり、60歳時から糖尿病のた めインスリン治療を受けている。 生活歴 : 事務職で在宅勤務をしている。 家族歴 : 父親が75歳時に大腸癌の手術を受けた。 現 症 : 意識は清明。身長155cm、体重48kg。体温36.2°C。脈拍60/分、整。 血圧120/84mmHg。呼吸数16/分。SpO 96%(room air 。眼瞼結膜と眼球結膜に 異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。頸部リンパ節を触知しない。心音と呼 吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢に浮腫を認 めない。 検査所見 : 尿所見:蛋白(− 、糖(− 、ケトン体(− 、潜血(− 、沈渣に白血球 を認めない。血液所見:赤血球468万、Hb13.9g/dL、Ht42%、白血球8,300(桿 状核好中球2%、分葉核好中球66%、好酸球1%、好塩基球1%、単球6%、リン パ球24% 、血小板21万。血液生化学所見:総蛋白7.5g/dL、アルブミン3.9 g/dL、総ビリルビン0.9mg/dL、直接ビリルビン0.2mg/dL、AST26U/L、 ALT28U/L、LD104U/L(基準120〜245 、ALP102U/L(基準38〜113 、γ-GT 25U/L (基 準 8〜50 、ア ミ ラ ー ゼ42U/L (基 準37〜160 、CK42U/L (基 準 30〜140 、尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、尿酸6.9mg/dL、血糖 98mg/dL、HbA1c7.2%(基準4.6〜6.2 、総コレステロール226mg/dL、トリグ リセリド110mg/dL、HDLコレステロール64mg/dL、LDLコレステロール126 mg/dL、 Na136mEq/L、 K4.2mEq/L、 Cl99mEq/L、 Ca9.2mg/dL、 P3.2 mg/dL。CRP0.1mg/dL。 経 過 : 鎮静薬を投与して下部消化管内視鏡検査を行うこととした。 この患者に行うべきなのはどれか。2つ選べ。