医師国家試験 第116回 問383
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73歳の女性。2か月前から腰痛に対し自宅近くの診療所でNSAIDの処方を受 けていたが軽快しなかった。血液検査で高蛋白血症を認めたため紹介受診した。腰 痛のため、体動と自力歩行が困難となっている。身長158cm、体重48kg(2か月 で3kg減少 。体温36.5°C。脈拍84/分、整。血圧138/86mmHg。眼瞼結膜は貧 血様である。血液所見:赤血球245万、Hb8.2g/dL、Ht23%、白血球2,800、血 小板15万。血液生化学所見:総蛋白10.0g/dL、アルブミン3.3g/dL、IgG3,800 mg/dL(基準値960〜1,960 、IgA12mg/dL(基準110〜410 、IgM11mg/dL(基 準65〜350 、総ビリルビン0.4mg/dL、AST12U/L、AST14U/L、LD158U/L (基 準120〜245 、尿 素 窒 素12mg/dL、ク レ ア チ ニ ン0.8mg/dL、尿 酸5.9 mg/dL、Na136mEq/L、K4.0mEq/L、Cl101mEq/L、Ca12.2mg/dL。免疫血 清学所見:CRP0.1mg/dL。蛋白分画写真(別冊No. 15 を別に示す。 現時点でまず考慮すべき治療はどれか。3つ選べ。

正解と解説
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オピオイド投与 / 生理食塩水の大量輸液 / ビスホスホネート製剤投与別 冊No. 15
高齢者の腰痛、貧血、高Ca血症、総蛋白高値でアルブミンは低値、IgGのみ著明高値で他のクラスは抑制という所見は多発性骨髄腫に典型的です。まず必要なのは、高Ca血症に対する生理食塩水の大量輸液と骨吸収を抑えるビスホスホネート製剤の投与、そして体動困難をきたす骨病変の疼痛に対するオピオイドによる除痛です。アルブミン製剤やG-CSFの適応はありません。