一般問題
医師国家試験 第117回 問246
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49歳の女性(3妊2産)。外陰部腫瘤と疼痛を主訴に来院した。半年前から外陰 部に痒みを自覚し、市販の軟膏を塗布していた。3か月前から腫瘤を触知するよう になり、2週間前から疼痛が出現したため受診した。既往歴と家族歴に特記すべき ことはない。身長160cm、体重52kg。身体所見に異常を認めない。血液所見と血 液生化学所見とに異常を認めない。外陰部病変の生検結果は浸潤扁平上皮癌で、十 分な切除範囲を得るために肉眼的病変部の2cm外側皮膚の生検を行ったところ、 生検部位に異常を認めなかった。外陰部全体の全体像(別冊No.5A)と病変部(別 冊No.5B)を別に示す。 この患者に根治的手術治療を行う場合に摘出しないのはどれか。


正解と解説
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正解 c
肛 門
外陰癌の根治手術は広汎外陰切除術で、大陰唇・小陰唇・陰核・会陰を含めて十分な切除縁を確保し、必要に応じて鼠径リンパ節郭清を行います。肛門は病変が直接浸潤していない限り温存され、括約筋を切除すれば便失禁をきたすため、本例のように2cm外側で異常を認めない状況では摘出しません。