必修問題
医師国家試験 第119回 問312
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53歳の女性。脂質異常症と診断され、食事療法と運動療法を行っている。本日 の外来までに2か月で体重は1kg減ったものの脂質異常は改善せず、担当医は患 者と相談し脳血管障害を予防するために内服薬を開始することとした。患者は「脳 卒中にはなりたくない。でも治療費はなるべく低く抑えたい。」と言っている。 脂質異常症に対する内服薬の脳血管障害発症予防効果および年間薬剤費の表を示 す。なお、脂質異常症に対する効果はいずれの内服薬も同程度とする。 内服薬 脳血管障害の発症率 年間薬剤費 1 10%減らす 20,000円 2 10%減らす 12,000円 3 10%減らす 4,000円 4 不変 20,000円 5 不変 4,000円 費用対効果の視点を踏まえて、この患者に開始する内服薬はどれか。
正解と解説
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正解 c
3
費用対効果とは、得られる効果あたりの費用で比較する考え方です。表では1〜3の薬剤がいずれも脳血管障害の発症率を10%減らすという同等の効果を持ちますが、年間薬剤費は3が4,000円と最も安価であり、同じ効果をより低い費用で得られます。4と5は発症率が不変で予防効果がないため、患者の「脳卒中になりたくない」という希望を満たしません。