状況設定問題
看護師国家試験 第115回 問234
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A さ ん(26 歳、女 性)は 高 校 生 の こ ろ か ら リ ス ト カ ッ ト を 繰 り 返 し、 ボーダーラインパーソナリティ症〈境界性パーソナリティ障害〉の診断を受けている。 borderline personality disorder 最近仕事が忙しくなったパートナーに「今すぐ返事が欲しい。私を見捨てるのか」と メールを送り続け、帰宅したパートナーが、手首から血を流している A さんを見つ けた。パートナーに付き添われて総合病院の救急外来を受診した A さんは、意識清 明で神経損傷はなく、手首の処置をした看護師に「消えてしまいたい。生きている意 味がない」と話した。 入院後 1 週、A さんは気分の変動があり、夕方になるとイライラして、ホール でテレビを見ている他の入院患者に大声で攻撃的な発言を繰り返した。看護師が声 をかけると「テレビの大きな音が父の声に聞こえた。子どものころ、父が毎晩お酒 を飲んで暴れたので怖かった」と話した。 A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 4
気持ちを言語化したことを肯定的にフィードバックする。
Aさんは攻撃的な言動の背景にある、幼少期の体験と結びついた恐怖を初めて言葉で表現できています。感情を行動化ではなく言語化できたことを肯定的に返すことは、その対処方法を強化し、感情調整の力を育てる支援になります。行動のみを注意したり、想起を抑え込んだり、刺激への曝露を安易に勧めたりする対応は、症状を悪化させるおそれがあります。