状況設定問題
看護師国家試験 第115回 問226
226 / 240
A ちゃん( 7 歳、女児)は両親と弟( 2 歳)の 4 人で暮らしている。下校中に転倒し て右手を地面についた。夕食時に母親が A ちゃんの異変を感じ、A ちゃんに尋ねた ところ「転んで肘が痛い」と話したため救急外来を受診した。その結果、利き腕である 右側の上腕骨の骨折が判明したため、入院して直ちに全身麻酔下で内固定術を受け、 fracture of humerus ギプス固定された。 術後に注意すべき A ちゃんの状態はどれか。
正解と解説
表示する
正解 4
Volkmann〈フォルクマン〉拘縮
上腕骨の骨折、とくに小児に多い顆上骨折では、腫脹やギプスによる圧迫で前腕の筋区画内圧が上昇し、阻血性拘縮であるVolkmann拘縮を生じることがあります。予防には橈骨動脈の触知、指の色・冷感・しびれ・強い疼痛といった阻血徴候の観察が不可欠です。クリックサインは発育性股関節形成不全、Gowers徴候はDuchenne型筋ジストロフィーの所見です。