実務
薬剤師国家試験 第100回 問298
298 / 345
64歳男性。風邪気味のため近くの薬局を訪れ、薬剤師に一般用医薬品の相 談をした。男性が持参したお薬手帳には、以下の内容が記載されており、1年以上 継続して服薬していることがわかった。 (お薬手帳) 年 月 日 処方内容 平成 27年2月 10日 タムスロシン塩酸塩カプセル 0.2mg 1回1カプセル 1日1回 朝食後 14日分 テプレノンカプセル 50mg 1回1カプセル 1日3回 毎食後 14日分 霞が関内科医院 厚生太郎 男性の症状を聴取したところ、喉がイガイガして痰のからむ咳があるが、鼻水、 発熱および頭痛はないとのことであった。薬剤師は、以下の成分を含む一般用医薬 品の中から、この男性に適した薬剤を推奨することにした。推奨する一般用医薬品 の成分として適切なのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
表示する
正解 1, 3
L-カルボシステイン、ブロムヘキシン塩酸塩 / デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物、リゾチーム塩酸塩
この患者には鼻水・発熱・頭痛がなく喉のイガイガと痰のからむ咳のみが症状であるため、去痰成分であるL-カルボシステインやブロムヘキシン塩酸塩、鎮咳成分のデキストロメトルファンや去痰酵素成分のリゾチーム塩酸塩を含む製剤が症状に合致し適切である。発熱がないため解熱鎮痛成分を含む製剤は不要であり、抗コリン作用を持つd-クロルフェニラミンなどの第一世代抗ヒスタミン成分は前立腺肥大症治療薬タムスロシンを服用中の患者では排尿困難を悪化させるおそれがあるため、これらを含む製剤は推奨できない。