病態・薬物治療
薬剤師国家試験 第104回 問286
286 / 345
82 歳女性。以前より意識清明であったが、記銘力の低下を指摘されてい た。今回、トイレに行こうとして転倒し、大腿骨骨折のため整形外科に入院した。 入院中に認知機能の低下、パーキンソニズム、レム睡眠行動障害が現れたほか、 PET にて後頭葉の血流低下を認め、アルツハイマー型以外の認知症が強く疑わ れ、ドネペジル塩酸塩口腔内崩壊錠による治療が開始された。 この患者の認知症の病態と症状に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選 べ。
正解と解説
表示する
正解 1, 2
幻視が現れることが多い。 / 病理組織学的には、大脳にレビー小体が認められる。
パーキンソニズム、レム睡眠行動障害、後頭葉の血流低下を伴う認知症はレビー小体型認知症に典型的であり、具体的で詳細な幻視が繰り返し出現することが特徴的な症状である。病理学的には大脳皮質にレビー小体(αシヌクレインの異常凝集体)が広範に沈着することが本疾患の本態である。