実務
薬剤師国家試験 第106回 問230
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72 歳男性。 1 ヶ月前に妻と死別後独居となり、毎日ほとんど食事をとら ず、アルコールを多量に摂取していた。ある朝、娘が自宅を訪れたところ、意識消 失状態で床に倒れていたため、救急車を呼び救急病院に搬送された。診察の結果、 ウェルニッケ脳症を疑い、治療を開始した。 入院時所見: 身長 167 cm、体重 50 kg、尿量 30 mL/h 血清クレアチニン値 0.65 mg/dL、Na 150 mEq/L、K 4.0 mEq/L 入院時に投与するのが適切なのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 3, 4
5 %ブドウ糖加酢酸リンゲル液 / ビタミン B 製剤1
本症例は摂食不良とアルコール多飲によるビタミンB1(チアミン)欠乏が疑われるウェルニッケ脳症であり、ビタミンB1製剤の投与が治療の中心となる。また高ナトリウム血症(Na150)を認めるため、5%ブドウ糖加酢酸リンゲル液のような低張性の輸液で補正することが適切である。誤りとなる記述として、ビタミンB1欠乏時に糖質を含む高カロリー輸液を先に投与するとウェルニッケ脳症を悪化させるおそれがあるため、必ずビタミンB1を併用又は先行投与する必要がある。