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実務

薬剤師国家試験 第107回 問268

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48 歳男性。気管支ぜん息の既往があり、処方 1 及び処方 2 の薬剤を継続し て使用している。この患者はテオフィリンの治療薬物モニタリング(TDM)を実 施しており、定常状態の血中濃度は 15ng/mL であった。しかしここ数日、腹痛や 吐き気が強く、今日は仕事も休んでいるとかかりつけ薬剤師に相談があった。聴き 取りにより 2 日前からピロリ菌の除菌療法(処方 3 )をしていることが判明した。 速やかにかかりつけ医を受診するように指示し、当該医師にも連絡を取った。その 後、この患者について、受診時のテオフィリンの血中濃度が 40ng/mL であること を医師に確認した。なお、アドヒアランスは良好であることを確認している。 (処方 1 ) ブデソニド・ホルモテロールフマル酸塩水和物吸入液 1 回 2 吸入 1 日 2 回 朝食後・就寝前 7 日分 (処方 2 ) テオフィリン徐放錠 200 mg 1 回 1 錠( 1 日 2 錠) 1 日 2 回 朝食後・就寝前 7 日分 (処方 3 ) ボノプラザン錠 20 mg 1 回 1 錠( 1 日 2 錠) アモキシシリンカプセル 250 mg 1 回 3 カプセル( 1 日 6 カプセル) クラリスロマイシン錠 200 mg 1 回 2 錠( 1 日 4 錠) 1 日 2 回 朝夕食後 7 日分 23 薬剤師がこの患者のテオフィリン中毒の要因と考えた内容として、最も適切なの はどれか。1つ選べ。

正解と解説

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正解 4

クラリスロマイシンによる肝薬物代謝酵素阻害

クラリスロマイシンは肝薬物代謝酵素CYP3A4を強く阻害するため、同じくCYP3A4で代謝されるテオフィリンの代謝が阻害されて血中濃度が上昇し、中毒症状(腹痛・嘔気)を来したと考えられる。ボノプラザンによる胃内pH上昇やアモキシシリンとの相互作用は本症例のテオフィリン中毒の直接的な原因とは考えにくい。

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