本文へスキップ
Certia
民法

司法書士試験 (多肢択一式) 2025年度 午前 第16問

16 / 70

債権の譲渡に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし誤っている ものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。 ア AがBに対する甲債権をCに譲渡し、その事実を確定日付のある証書によらずにB に通知した後に、Aが甲債権を更にDに譲渡し、その事実を確定日付のある証書に よってBに通知したときは、Bは、Dに対して甲債権に係る債務を履行しなければな らない。 イ 譲渡禁止特約が付された金銭債権が譲渡され、その事実を譲渡人が確定日付のある 証書によって債務者に通知した後に、譲渡人について破産手続開始の決定があった場 合には、債権の全額を譲り受けた譲受人は、譲渡禁止特約があることを知っていたと きであっても、債務者にその債権の全額に相当する金銭を供託させることができる。 ウ 将来債権の譲渡がされた後、債務者対抗要件を具備する前にその将来債権について 譲渡禁止の意思表示がされた場合には、債務者は、譲受人がそのことを知らず、知ら なかったことについて重大な過失がなかったときであっても、譲受人に対してその債 務の履行を拒むことができる。 エ 譲渡禁止特約が付された債権が譲渡され、譲受人が譲渡禁止特約の存在を知ってい た場合において、その譲受人の債権者が当該債権の差押えをしたときは、債務者は、 その譲受人の債権者に対し、その債務の履行を拒むことができない。 オ 債権譲渡の譲受人が債務者対抗要件を具備した後に、債務者が譲渡人に対する他人 の債権を取得した場合において、その債権が対抗要件具備時より前の原因に基づいて 生じたものであるときは、債務者は、その債権による相殺をもって譲受人に対抗する ことができる。

正解と解説

表示する
正解 5

エオ

エは、譲渡制限の意思表示について悪意又は重大な過失のある譲受人の債権者がその債権を差し押さえた場合には、債務者はその差押債権者に対しても履行を拒むことができるから誤り。オも、対抗要件具備時より前の原因に基づいて生じた債権であっても、債務者が対抗要件具備時より後に他人から取得した債権による相殺は譲受人に対抗することができないから誤り。アの確定日付のある証書による通知をした譲受人が優先すること、イの譲渡人について破産手続開始の決定があった場合に全額の譲受人がする供託請求、ウの将来債権の譲渡後に譲渡禁止の意思表示がされた場合に譲受人が悪意とみなされることは、いずれも正しい。

AI に聞く

AI のボタンを押すと、問題文と解答を入れたプロンプトをコピーしてから各サービスを開きます。入力欄に自動で入らない場合は貼り付けてください。