一般問題
医師国家試験 第109回 問362
362 / 500
20歳の男性。大学へ行かないことを主訴に家族とともに来院した。2年前に大 学に進学したものの半年後から行かなくなり、昼夜逆転の生活が続いている。趣味 の集まりには月1回程度参加し、時に買い物に出かけたりするものの、その他は自 室にこもり終日インターネットでゲームなどをして過ごしている。不規則ではある が食事や入浴はしている。「仕方なく来院した」というが礼節は保たれ、質問に対 して的確に回答し、表情の動きは自然である。身体所見に異常を認めない。 まず行うべき対応として適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 e
今の生活について悩みがないか話し合う。
昼夜逆転や自室にこもる生活が続くいわゆるひきこもりの状態ですが、礼節は保たれ会話も的確で、精神病症状を示唆する所見はありません。まずは本人が現在の生活をどう感じ、どのような悩みを抱えているのかを本人の立場に立って聴き、信頼関係を築くことが出発点になります。登校の督促やインターネットの禁止は反発を招き逆効果です。