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Certia
一般問題

医師国家試験 第109回 問367

367 / 500

63歳の男性。頭痛と複視とを主訴に来院した。半年前に下腿浮腫、筋力低下、 倦怠感および皮膚乾燥があり自宅近くの診療所を受診した。TSH3.7nU/mL(基準 0.4〜4.0)、FT 0.3ng/dL(基準0.8〜1.8)の検査結果から甲状腺ホルモン補充療 法(レボチロキシン50ng/日)が開始された。2か月前から食欲が低下し体重も減 少してきていた。今朝、突然に右前額部痛、嘔吐および複視が出現したため救急外 来を受診した。意識は清明。身長169cm、体重69kg(2か月前は75kg)。体温 36.8°C。脈拍80/分、整。血圧154/92mmHg。右眼瞼下垂と右眼球外転偏位とを 認める。四肢麻痺はない。頭部単純MRIのT1強調像の矢状断像(別冊No.6A)と 冠状断像(別冊No.6B)を別に示す。 基礎疾患として最も考えられるのはどれか。

問題の図
問題の図

正解と解説

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正解 c

下垂体腫瘍

TSHが正常範囲にもかかわらずFT4が低値であることは、視床下部・下垂体性(中枢性)の甲状腺機能低下症を示し、下垂体病変の存在を示唆します。そこへ突然の頭痛・嘔吐と右動眼神経麻痺(眼瞼下垂と外転偏位)が加わっており、下垂体腫瘍内への出血・梗塞による下垂体卒中が起きたと考えられます。海綿静脈洞に接する腫瘍の急激な増大が動眼神経を圧迫します。

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