一般問題
医師国家試験 第110回 問174
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28歳の男性。上腹部膨満感を主訴に来院した。6か月前から食後に上腹部の膨 満感を自覚するようになった。自宅近くの診療所で投薬を受けたが改善せず、食事 中にも症状を感じるようになったため受診した。体重減少や便通異常はなかったと いう。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。腸雑音は正常である。血液生化学 検査、腹部超音波検査、便潜血検査および上部消化管内視鏡検査で異常を認めな い。 最も考えられる疾患はどれか。
正解と解説
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正解 e
機能性ディスペプシア〈FD〉
食後の上腹部膨満感が慢性に続く一方で、体重減少などの警告徴候がなく、上部消化管内視鏡検査や腹部超音波検査、血液検査で器質的異常を認めないことから機能性ディスペプシアが考えられます。胃の適応性弛緩障害や排出遅延、内臓知覚過敏が病態とされます。悪性疾患であれば内視鏡やCT・超音波で何らかの所見を伴うのが通常です。