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問176 / 500

医師国家試験 第110回 問176

一般問題

63歳の男性。前胸部痛を主訴に来院した。1か月前から、1週間に1回程度の 頻度で200m程度の歩行時に前胸部痛が出現するようになった。今朝から、軽労 作で2分程度の発作を繰り返すようになったため心配になって受診した。高血圧症 と糖尿病の既往があり治療中であった。身長164cm、体重80kg。体温36.8°C。 脈拍72/分、整。血圧166/92mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所 見:赤血球472万、Hb13.2g/dL、Ht40%、白血球7,800、血小板16万。血液生 化学所見:総蛋白6.9g/dL、AST32IU/L、ALT34IU/L、LD210IU/L(基準 176〜353)、CK122IU/L(基準30〜140)、尿素窒素23mg/dL、クレアチニン0.9 mg/dL、空腹時血糖130mg/dL、HbA1c7.2%(基準4.6〜6.2)、トリグリセリド 190mg/dL、HDLコレステロール25mg/dL、LDLコレステロール148mg/dL、 Na136mEq/L、K3.8mEq/L、Cl100mEq/L、トロポニンT陰性。胸部エックス 線写真で異常を認めない。心電図を施行するため検査室に移動したところ、胸部症 状が出現した。その時の心電図(別冊No. 2A)を別に示す。直ちに硝酸薬の舌下投 与を行い、2分程度で症状は改善した。改めて施行された心電図(別冊No. 2B)を 別に示す。急性冠動脈症候群の診断で緊急入院となり、冠動脈造影を施行された。 冠動脈造影像(別冊No. 2C、D)を別に示す。 この患者への対応として適切なのはどれか。

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