一般問題
医師国家試験 第110回 問181
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78歳の男性。前胸部痛を主訴に来院した。胸痛は1時間前に朝食の準備をして いたところ突然生じ、前胸部から咽頭部、両頸部にかけての締め付けられる痛みで 現在も持続している。高血圧症と脂質異常症で5年前から内服治療を継続してい る。意識は清明。身長166cm、体重72kg。体温36.8°C。脈拍40/分、整。血圧 120/60mmHg。呼吸数18/分。SpO 99%(room air)。心電図(別冊No. 7A)を別に 示す。心電図検査の後から、突然の一過性の意識消失発作を繰り返すようになっ た。この時の心電図モニターの波形(別冊No. 7B)を別に示す。 直ちに投与すべき薬剤はどれか。

正解と解説
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正解 d
アトロピン
持続する前胸部絞扼感に脈拍40/分の徐脈を伴い、意識消失発作(Adams-Stokes発作)を繰り返していることから、急性下壁心筋梗塞に合併した高度房室ブロックが考えられます。まず副交感神経遮断作用をもつアトロピンを静注して心拍数を上げ、無効なら一時的ペーシングを行います。β遮断薬は徐脈をさらに悪化させるため、この状況では禁忌です。