一般問題
医師国家試験 第110回 問178
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40歳の男性。関節痛と皮疹とを主訴に来院した。以前から皮疹をよく認めてい たが、約3か月前から背部の皮疹が拡大してきた。同時期から、手指の関節痛、腰 痛および殿部痛を自覚するようになった。貼付剤で様子をみていたが、改善しない ため受診した。意識は清明。体温36.5°C。心音と呼吸音とに異常を認めない。上 腕部と背部とに皮疹を認める。両手の爪に点状陥凹を認める。両手の示指、中指、 環指の遠位指節間関節〈DIP関節〉および近位指節間関節〈PIP関節〉に腫脹と圧痛と を認める。アキレス腱付着部に軽度の圧痛を認める。血液所見:赤血球452万、 Hb14.1g/dL、Ht45%、白血球5,600、血小板16万。免疫血清学所見:CRP0.3 mg/dL、リウマトイド因子〈RF〉陰性、抗核抗体陰性。背部の写真(別冊No. 4)を別 に示す。 この患者でみられる可能性が高いのはどれか。

正解と解説
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正解 c
仙腸関節炎
銀白色の鱗屑を伴う皮疹、爪の点状陥凹、DIP関節を含む手指関節炎、アキレス腱付着部の圧痛、RF陰性という所見から乾癬性関節炎が考えられます。乾癬性関節炎は脊椎関節炎に分類され、体軸病変として仙腸関節炎を合併しやすい点が特徴です。Gottron徴候は皮膚筋炎、外陰部潰瘍はBehçet病、多発単神経炎は血管炎の所見です。