一般問題
医師国家試験 第114回 問250
250 / 400
74歳の女性。嚥下困難を主訴に来院した。6か月前から時々胸のつかえ感を自 覚していた。3か月前に行った上部消化管内視鏡検査で逆流性食道炎を認め内服薬 を処方された。その後も症状は持続し、2週前から食事摂取が困難となったため再 度受診した。橋本病、高血圧症、骨粗鬆症および不眠症があり内服加療中である。 身長156cm、体重45kg。脈拍76/分、整。血圧140/86mmHg。眼瞼結膜と眼球 結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、 肝・脾を触知しない。 服用している薬剤のうち、休薬によって症状の改善が見込まれるのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 c
経口ビスホスホネート製剤
経口ビスホスホネート製剤は食道粘膜に対する直接刺激性があり、服用方法が不適切だと薬剤性食道炎や食道潰瘍、その治癒過程での狭窄をきたして嚥下困難の原因になります。プロトンポンプ阻害薬で改善しない胸のつかえ感が続く場合はこの薬剤性食道障害を疑い、休薬により症状の改善が期待されます。服用時は十分量の水とともに服用し、30分は臥床しないことが原則です。