一般問題
医師国家試験 第114回 問260
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20歳の男性。異常な言動を心配した両親に伴われて受診した。2年前に大学へ 入学してからアパートで1人暮らしをしていた。1か月前に体調が優れないと言っ て実家に帰り、その後はほとんど自室に閉じこもって過ごしていた。1週前から 「テレビで自分のことが毎日流れている」、「テレビの出演者が自分にだけわかるサ インを送ってくる」、「周りの人が自分の悪口を言っている」と訴え、夜間に隣の家 に向かって大声を出すなどの行動がみられるようになったという。このため両親に 伴われ精神科を受診した。診察中は表情が乏しく、視線を合わせようとしない。問 診に対しては小声で短く答える。大学入学以前は、発達上の問題や適応上の問題は なかった。血液検査、頭部MRI及び脳波検査に異常は認めない。 治療薬として適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 d
リスペリドン
被害関係妄想と関係妄想(テレビが自分のことを流す、出演者が自分にサインを送る)、幻聴を示唆する訴えに加え、感情表出の減少や社会的引きこもりといった陰性症状を伴い、青年期に発症していることから統合失調症が考えられます。治療の中心は抗精神病薬であり、選択肢のうちドパミンD2受容体遮断作用をもつ非定型抗精神病薬のリスペリドンが適切です。