医師国家試験 第114回 問391
42歳の男性。息切れを主訴に来院した。 現病歴 : 先週から労作時に息切れがしていた。食欲も低下し仕事も休んでいた が、息切れが次第に悪化したため来院した。 既往歴 : この1年間で帯状疱疹を3回発症し、いずれも抗ウイルス薬で治療し た。 生活歴 : 1人暮らし。喫煙は10本/日。飲酒は機会飲酒。 社会歴 : 職業はコンサルタント会社勤務。 家族歴 : 父は肝癌で死亡。 現 症 : 意識は清明。身長175cm、体重44kg。体温37.8°C。脈拍100/分、 整。血圧124/60mmHg。呼吸数32/分。SpO 92%(room air 。眼瞼結膜と眼球結 膜とに異常を認めない。舌に腫瘤状病変を認める。心音に異常を認めない。両側上 胸部で吸気終末にfine cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知し ない。 検査所見 : 血液所見:赤血球390万、Hb10.0g/dL、Ht32%、白血球8,200、 CD4陽性細胞数35/μL(基準800〜1,200 、血小板12万。血液生化学所見:総蛋 白7.2g/dL、総ビリルビン1.0mg/dL、直接ビリルビン0.6mg/dL、AST22 U/L、ALT16U/L、LD380U/L (基 準120〜245 、CK30U/L (基 準30〜140 。 CRP7.3mg/dL、抗HIV抗体スクリーニング検査陽性、Western blot法による HIV-1抗体確認検査陽性。喀痰抗酸菌染色は3回陰性。クリプトコックス血清抗 原陰性。動脈血ガス分析(room air :pH7.48、PaCO 30Torr、PaO 68Torr、 2 2 HCO −24mEq/L。胸部CT(別冊No. 13 を別に示す。 別 冊 No. 13 呼吸障害の主たる病態として考えられるのはどれか。
