一般問題
医師国家試験 第117回 問395
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58歳の男性。定期受診で来院した。高血圧性腎硬化症による慢性腎臓病で半年 前から自宅近くの診療所に通院している。喫煙は35年前から20本/日。飲酒は ビール350mL/日を週 2 回。身長170cm、体重84kg。BMI29.0。脈拍72/分、 整。血圧136/88mmHg。尿所見:蛋白2+、糖(−)、潜血(−)。血液所見:赤血 球392万、Hb12.8g/dL、Ht37%、白血球5,600、血小板21万。血液生化学所 見:総蛋白7.0g/dL、アルブミン3.8g/dL、尿素窒素28mg/dL、クレアチニン 1.8mg/dL、 尿 酸7.8mg/dL、Na140mEq/L、K4.9mEq/L、Cl103mEq/L、 Ca9.4mg/dL、P5.6mg/dL。 1 か月前の食事調査で蛋白質摂取量168g/日 (2.0g/kg)、食塩摂取量9.5g/日であった。 この患者の腎機能維持に有用性が低いのはどれか。
正解と解説
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正解 b
禁 酒
慢性腎臓病の進行抑制に有用性が確立しているのは、禁煙、肥満の是正、食塩制限(6g/日未満)、過剰な蛋白質摂取の制限、血圧と血糖の管理です。本例の飲酒はビール350mLを週2回と少量であり、禁酒による腎機能維持効果は乏しく優先度が低くなります。蛋白質摂取は2.0g/kgと明らかに過剰で是正が必要です。