状況設定問題
助産師国家試験 第104回 問99
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A さん(21 歳、初産婦、未婚)。高校卒業後、友人を頼りに上京したが、定職がな く不定期のアルバイトで収入を得て生活をしている。元来、月経周期が不規則であ り、最近は長期間無月経であったが気にせず過ごしていた。3日ほど前から下腹部に 時々痛みを感じ、腫れた感じがするため、産婦人科医院を受診した。 診察前の尿検査で妊娠反応陽性、超音波検査で子宮内に胎児が確認され、児頭大横 径 55 mm。子宮底長 20 cm、腹囲 66 cm。最終月経の開始日は6か月前である。現在 交際中のパートナーはなく、3か月前までは複数の男性との交際歴があり胎児の父親 は不明であるという。 その後、A さんは定期的に妊婦健康診査を受診し、経過は順調であった。妊娠 31 週頃より左鼠径部に限局して痛みが強い水疱を伴う複数の皮疹が出現した。妊 娠 32 週に血清抗体検査が行われ、検査結果では単純ヘルペス抗体検査は IgG と IgM いずれも陰性、水痘・帯状疱疹ウイルス抗体 IgG 陽性、IgM 陰性であった。 妊娠 34 週に受診の際には皮疹は痂皮化していた。 この時点で助産師の A さんへの説明で正しいのはどれか。
正解と解説
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正解 3
「胎児への感染の心配はありません」
水痘・帯状疱疹ウイルスのIgG陽性・IgM陰性は既感染を示し、限局した有痛性の水疱性皮疹は潜伏していたウイルスの再活性化による帯状疱疹です。母体は既に抗体を持ち、その抗体が経胎盤的に児へ移行するため、帯状疱疹によって胎児がウイルス感染を受ける心配は基本的にありません。母乳育児は可能ですが、帯状疱疹後神経痛として痛みが残る場合はあります。