状況設定問題
助産師国家試験 第106回 問100
100 / 110
A ちゃん(生後 2 時間、男児)の母親(経産婦)は妊娠前から 10 本/日の喫煙をし、 妊娠判明後も禁煙できなかったが、それ以外に妊娠、分娩経過で異常はなかった。A ちゃんは在胎 40 週 3 日、自然分娩で出生した。出生体重 2,520 g、身長 49.0 cm、頭 囲 33.0 cm。Apga〈r アプガー〉スコアは 1 分後 9 点、 5 分後 9 点。出生後の全身状態 は問題なく、生後 15 分から早期母子接触を開始している。A ちゃんのバイタルサイ ンは、体温 37.3 °C、呼吸数 50/分、心拍数 160/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO 〉 97 %(room air)。出生後まだ初回排尿、排便はみられていない。 現時点で注意すべき A ちゃんの病態はどれか。
正解と解説
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正解 2
低血糖
母体の喫煙は胎盤機能を低下させ、在胎40週で出生体重2,520gとlight-for-dates傾向を示しています。このような児は肝グリコーゲンや皮下脂肪の蓄積が乏しいため、生後早期に低血糖をきたしやすく注意が必要です。呼吸数50回/分、SpO2 97%で呼吸障害の所見はなく、体温や全身状態からも感染や急性腎不全を疑う根拠はありません。