生物
薬剤師国家試験 第100回 問217
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20歳女性。体重 40kg。劇症肝炎のため、兄を臓器提供者とした生体部分 肝移植を受けた。タクロリムス水和物カプセル1mg1回2カプセル(1日4カプ セル)1日2回 朝夕食後投与にて維持療法を行っていたが、下記の処方が追加に なった。 (処方) ミコフェノール酸モフェチルカプセル250mg 1回4カプセル(1日8カプセル) 1日2回 朝夕食後 7日分 移植臓器に対する拒絶反応及びその制御に関する記述のうち、正しいのはどれ か。2つ選べ。
正解と解説
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正解 2, 5
ドナーとレシピエントのヒト白血球抗原(HLA)の不適合は、拒絶反応の要因となる。 / タクロリムスは、細胞内の特定のタンパク質と複合体を形成し、転写因子の活性化に関わるホスファターゼを阻害する。
ドナーとレシピエントのHLA不適合の程度は拒絶反応の主要な要因であり、タクロリムスは細胞内のFK結合蛋白と複合体を形成してカルシニューリン(ホスファターゼ)を阻害し転写因子NFATの活性化を抑えてIL-2産生を抑制することで免疫抑制効果を発揮するため、いずれも正しい。血縁の親子間であってもHLAが完全に一致するとは限らず拒絶反応は起こりうるため1は誤り、移植された臓器がレシピエントの免疫によって攻撃される反応は拒絶反応であり、移植片対宿主反応(GVHR)はドナー由来のリンパ球がレシピエントを攻撃する逆の反応であるため3の説明は誤り、急性拒絶反応の主体はT細胞を中心とする細胞性免疫であるため4も誤りである。