実務
薬剤師国家試験 第101回 問214
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35歳女性。体重 45kg。昨夜より 40°Cの発熱が続いたため、医療機関を 受診した。発汗はなく、全身の関節がひどく痛かった。下記の生薬を含む漢方エキ ス細粒が処方された。なお、処方量は常用量である。 生薬名 1日量 マオウ 5.0g キョウニン 5.0g ケイヒ 4.0g カンゾウ 1.5g この漢方処方について、薬剤師が留意すべき点として誤っているのはどれか。1つ選べ。
正解と解説
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正解 4
高カリウム血症を起こすことがある。
本処方はマオウ・キョウニン・ケイヒ・カンゾウを含む麻黄湯であり、悪寒・発熱・無汗・関節痛を伴うインフルエンザ様症状に用いられる代表的な漢方薬である。マオウに含まれるエフェドリンには交感神経刺激作用があるため、動悸や血圧上昇、甲状腺機能亢進症患者では症状増悪のおそれがあり慎重投与が必要である。カンゾウに含まれるグリチルリチンは偽アルドステロン症を引き起こすことがあり、ナトリウム・水分貯留による浮腫やカリウム排泄亢進による低カリウム血症を来すため、高カリウム血症を起こすとする記述は誤りである。麻黄湯は発汗作用を持つため、発汗に伴う脱水を防ぐための水分補給の指導も必要である。