病態・薬物治療
薬剤師国家試験 第103回 問191
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抗不整脈薬投与患者で低血糖の症例をしばしば経験した薬剤師が、自施設の患 者における抗不整脈薬の服用と低血糖の発症との関連性を調査した。低血糖発症患 者(n = 90)と、年齢及び性別でマッチングした低血糖非発症患者(n= 450)を 選択して、過去 1 年間のカルテを調査した。対象患者における抗不整脈薬A、B、 Cの処方の有無を調査した結果を表に示す。 次の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 表 抗不整脈薬を処方された患者数 低血糖発症 抗不整脈薬 あり なし (n = 90) (n = 450) A 5 25 B 3 21 C 10 6
正解と解説
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正解 3, 5
A非服用者を対照とした場合、A服用者の低血糖発症のオッズ比は 1 である。 / 低血糖の発症リスクはCの方が他の 2 剤に比べて高い。23
この調査は低血糖発症の有無で対象を選び過去の処方歴を遡って調べる症例対照研究であり、A非服用者を対照としたA服用者のオッズ比は(5/85)÷(25/425)≒1.0となるため統計学的な関連は認められない。一方、Cについては低血糖発症群での処方割合(10/90)が非発症群(6/450)に比べて明らかに高く、オッズ比を計算すると他の2剤より顕著に高くなることから、Cが最も低血糖発症リスクとの関連が強いと判断できる。