病態・薬物治療
薬剤師国家試験 第103回 問193
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医師から「 2 型糖尿病患者に脂質異常症治療薬Aを投与した際の、動脈硬化性疾 患に対する予防効果(心血管疾患予防)について教えてほしい」と問合せがあっ た。薬剤師が文献調査をした結果、動脈硬化性疾患の既往歴がない 2 型糖尿病患者 (40~75 歳)を、「A投与群」又は「A非投与群」の 2 群に無作為に割付し、心血 管死、脳血管障害、急性冠症候群などの動脈硬化性の心血管イベントの発症率を比 較した論文を得ることができた。平均追跡期間は 5 年で、図に示した結果が得られ ている。 累 4 積 A非投与群 心 血 3 A投与群 管 イ ベ ン 2 ト 発 症 1 率 ハザード比:0.81(95%信頼区間、0.69–0.95) ( p = 0.011 % 0 ) 0 1 2 3 4 5 期間(年) 前問のデータ解析方法に関する文中の[ ]に入る適切な語句はどれか。1つ 選べ。 心血管イベント発症までの時間曲線をカプラン・マイヤー法で推定し、[ ] を用いてハザード比とその 95%信頼区間を推定した。
正解と解説
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正解 3
Cox 回帰分析
カプラン・マイヤー法による生存曲線の推定に対し、群間のハザード比とその信頼区間を推定する代表的な多変量解析手法はCox回帰分析(比例ハザードモデル)である。ログランク検定は生存曲線の群間差を検定する手法でハザード比自体を算出せず、ロジスティック回帰や重回帰分析は観察期間の経過を考慮しない解析手法であるため、時間依存的なイベント発生を扱う本設問には適さない。