実務
薬剤師国家試験 第103回 問206
206 / 345
35 歳女性。かぜの症状緩和のため、一般用医薬品を購入する目的で薬局を 訪れた。患者情報及び相談内容は以下のとおりであった。 症状: 筋肉・関節の痛み、肩こり、鼻水、くしゃみ、のどの痛み、せきの順に症 状がつらい。 治療中 の疾患:現在なし。 相談事 項:明日、社内健康診断で血液検査と尿検査をする。以前、総合感冒薬を 飲んだときに尿の色が鮮やかな黄色になったことがある。明日の尿検査の 際、採尿カップ内の尿に色が着くと恥ずかしいので、尿に目立った色が着 かないかぜ薬を希望する。 この患者に合わせた一般用医薬品を選択するにあたり、必要な成分の組合せとし て以下の 4 成分を考えた。 成分A 及び 成分B として適切なのはどれか。 2つ選べ。 アセトアミノフェン dl–メチルエフェドリン塩酸塩 成分A 成分B
正解と解説
表示する
正解 3, 4
クロルフェニラミンマレイン酸塩 / フルスルチアミン塩酸塩
抗ヒスタミン成分であるクロルフェニラミンマレイン酸塩は鼻水・くしゃみなどのアレルギー様症状に有効で尿を着色させず、ビタミンB1誘導体のフルスルチアミン塩酸塩は筋肉痛などの症状緩和を補助する成分として配合されるが尿を着色させないため、この組合せが適切である。誤りとなる選択肢のうちリボフラビン(ビタミンB2)は尿を鮮やかな黄色に着色させることが知られており患者の懸念を助長するおそれがあり、チザニジン塩酸塩は処方箋医薬品の筋弛緩薬であり一般用医薬品の総合感冒薬には通常配合されない成分である。