薬剤
薬剤師国家試験 第103回 問284
284 / 345
52 歳男性。食道がんの手術後に完全静脈栄養による治療を受けていた。ビ タミン B 不足による乳酸アシドーシスの疑いでチアミン塩化物塩酸塩を急速静注 1 したが、効果が不十分であったため 7 %炭酸水素ナトリウム注射液 40 mL を輸液 500 mL に混合して点滴投与する予定である。 2 種以上の注射剤・輸液剤を混合する際に生じる配合変化について、誤っている のはどれか。1つ選べ。
正解と解説
表示する
正解 3
溶解補助剤を使用した難水溶性の薬剤を含む注射剤は、輸液剤で希釈すれば主薬の析出を回避できる。
溶解補助剤を用いて可溶化された難水溶性薬剤を含む注射剤を輸液で希釈すると、溶解補助剤の濃度が低下して薬物の見かけの溶解度がかえって低下し主薬が析出することがあるため、「輸液剤で希釈すれば主薬の析出を回避できる」という記述は誤りである。