薬剤
薬剤師国家試験 第103回 問275
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50 歳男性。体重 70 kg。血清アルブミン値 4.1 g/dL、血清クレアチニン値 2.0 mg/dL。重症の MRSA 院内感染によりバンコマイシン塩酸塩を 1 日 1 回間欠 点滴投与することになった。初回は負荷投与する予定である。この患者におけるバ ンコマイシンの分布容積は 0.7 L/kg、半減期は 24 時間と見積もられている。血液 培養の結果、バンコマイシンによる最小発育阻止濃度(MIC)は 1.0 ng/mL で あった。 2 回目投与直前のバンコマイシンの血中濃度が 10ng/mL となることを想定し、 バンコマイシン塩酸塩の初回負荷投与を行いたい。また、定常状態におけるトラフ 値を 15 ng/mL としたい。バンコマイシンの負荷投与量と維持投与量の組合せとし て適切なのはどれか。1つ選べ。ただし、投与量の計算において、投与に要する時 間は投与間隔に対して無視できるほど短いものとし、投与中における体内からのバ ンコマイシンの消失は無視できるものとする。 負荷投与量(g) 維持投与量(g)
正解と解説
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正解 4
1.00 0.75
負荷投与量は目標血中濃度に分布容積(体重×0.7 L/kg)を乗じて求め、維持投与量は投与間隔中に消失する薬物量を分布容積から逆算して求める。2回目投与直前の血中濃度目標(10 μg/mL)と定常トラフ値目標(15 μg/mL)の条件を満たす負荷・維持投与量の組合せは、負荷投与量1.00 g、維持投与量0.75 gである。